Rで自分好みのグラフを描いて統計も一気にやってしまうスクリプト集をなんとなくScrapboxで公開しています。誰かのお役に立てば。
https://scrapbox.io/cannonor/
各ページのスクショを見て「こんなグラフ描きたい」と思うものを見てもらえればと思うんですが、初心者の場合は最初から読んで頂いた方が良いと思います。
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各ページのスクショを見て「こんなグラフ描きたい」と思うものを見てもらえればと思うんですが、初心者の場合は最初から読んで頂いた方が良いと思います。
「コミュニケーション音声の分析:トリ、ネズミ、ヒト」
橘亮輔(産業技術総合研究所 主任研究員)
研究セミナー発表要旨:声のやり取りは社会を成り立たせる基盤のひとつである。Robin Dunbarの音声グルーミング仮説によると、言語内容にはよらず声を交わすこと自体が社会集団の維持と結束に貢献しているという。確かに発声交換と社会関係の緊密な連関は、ヒトだけでなく一部の動物でも見られる。ということは、動物のコミュニケーション音声を分析すれば、ヒトの音声がもつ社会性についてその制御・発達・進化メカニズムが分かるかもしれない。本講演ではこのような動機から始めた研究について、分析手法を中心に紹介する。トリ(ジュウシマツ)のさえずり学習を対象とした研究では、聴覚フィードバックに介入することで学習条件を操作しつつ、発達に伴ってさえずりの音響特徴がどのように変化するかを調べている。また、ネズミ(マウス・ラット)の超音波発声USVを対象とした研究では、その発声メカニズムを検討しつつ最適な分析手法を考案し提供している。ヒトを対象とした研究はまだそれほど進んでないが、聴覚フィードバック介入に対する応答を調べた結果を紹介する。総じて、声と社会の関係性を科学的に検証する上で生じる論点を整理し、統合的な理解に向けた議論を提供する。
法文学部 神経科学座談会とは: 人文学科心理学コースの菅野研究室が開催する研究セミナーなどの会。第1回を行ったのは、なんと僕が着任した年度の1月で、2017年のことであった。この間、第2回が開かれなかったのだ。というのも、最初は「小さくても良いから学外の共同研究者が来訪された際はこういう会を開いていこう(学生さんが研究の話を聞く機会を作るためにも)」と思っていたのだが、僕がいる郡元キャンパスで、専門が近い動物の行動研究のセミナーを開いても、正直、人が集まりそうにないのだ。なので、ゲストにも申し訳ないし、なんとなく継続されなかった。もしくは、着任後は、結構出張も多く、大学にも慣れず、忙しかったのかもしれない。そうこうしているうちに、コロナ禍が始まって、そう言えばオンライン生活になったのでしたね。そうか、だからその後、共同研究者が研究相談や機材セッティングをしにきた際も、特に何も開催しなかったのか。あ!大学院の授業で1度、おかべしょうたさんに研究セミナーをしてもらったのでした。あれが、第2回だったということにします(今しました)。医歯学総合研究科がある桜ヶ丘では、僕もセミナーに参加したりホストをしたこともあるのですが、現在、うちの研究室にも大学院生がいますし、学部や郡元キャンパス内での分野を越えた研究の活性化のためにもやってみようと思い立ちました。もちろん、他キャンパスからもお越しください! そういうわけで、第3回は、僕が使っている音声解析ソフトも開発してくれた共同研究者の橘さんにお話しして頂きます🙏
参考情報:
今年(2022年)に5月に、オープンアクセスリポジトリ推進協会の第8回学術コミュニケーションセミナー(月刊JPCOAR)で、論文の投稿先選びについて、研究者目線からの率直な意見を、一事例としてお話ししました。
さすが、団体名の通りの運営方針で、CC BY 4.0 のライセンスで公開しています。
僕がこのセミナーに呼ばれたきっかけは資料中でも触れていますが、運営の方が東北大学副学長・図書館長の大隅典子先生のこちらのブログをご覧になったことです。このブログ中で、僕が投稿先を選ぶための資料として作った図が出てきます。
https://nosumi.exblog.jp/27210956/
今度は、この第8回月刊JPCOARの資料をご覧になった読売新聞の記者の方からご連絡を頂き、取材を受けて、以下の新聞記事となっています。大変丁寧な取材でした。
USVCAM is an acoustic camera system for localization and assignment of ultrasonic vocalizations (USVs) for interacting laboratory rodents. Thanks to its design utilizing a small phased microphone array combined with a camera, USVCAM has many advantages over the previous systems using a distributed microphone array.
The icon of USVCAM was created by WAY TO GO DESIGN.
Reference
Matsumoto, J., Kanno, K., Kato, M., Nishimaru, H., Setogawa, T., Chinzorig, C., Shibata, T., & Nishijo, H. (2022). Acoustic camera system for measuring ultrasound communication in mice. iScience, 25(8), 104812. https://doi.org/10.1016/j.isci.2022.104812
マウスの音声コミュニケーション(超音波発声, USVs)に関する基本事項を参考文献付きでまとめたscrapboxを作りました。
公開講座を担当する教員を紹介する鹿児島大学のwebマガジン『潮合』にインタビューを掲載してもらいました。
twitterでも書きましたが、良き仲間たちが運営しているので「これなら載せてもらいたいな」と思いまして。
鹿児島に来て5年経って、実験室もようやく機材の不足に困るようなことがない状態になり、「この先、ここでやっていける」という感触をやっと得たという段階です。業績はこの先もっと積み重ねていかなければいけない弱小ラボなのですが、それでも、最近は大学の仕事に押し流されずに研究者として自分でまだまだ成長できる実感を持てるようになっていて、この先も学生のラボメンと一緒にやっていくぞーという表明のような記事です。
新学術領域「個性」創発脳の研究成果として、『個性学入門 ―個性創発の科学―』が出版されました。
菅野も分担執筆で参加し「コラム 2 鳴くのも個性」を担当しました。
2021年3月に卒業した蘭子国さんが卒業論文の内容で行ったポスター発表が、第44回日本神経科学大会(2021年7月28-31日)において、ジュニア研究者ポスター育成賞(Junior Investigator Poster Development Award)を受賞しました。
現在、蘭子国さんは東北大学大学院医学系研究科に進学し、大隅典子先生の研究室で大学院生として研究活動を継続しています。
We published a new paper.
http://www.bioone.org/doi/abs/10.2108/zs170175