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2017-02-23

募集/学部ゼミ選択


研究室所属について

本学部・研究科では研究室として助手、助教、ポスドクを雇う制度はありません。
学振PDなど希望される奇特な方がいれば、ご相談ください。設備が許す範囲で自由に研究していただきます。テーマが近くて、とりあえず自由な研究生活を得たい方がいらっしゃれば…

全学の取り組みとして、KU-DREAM研究員(特任助教)制度が出来ました。全学で若干名採用という制度ですが、学振PD相当の待遇になります。申請締め切りは採用前年の秋です。私には受け入れ資格がありませんでした(業績評価が基準に達してない)。

また、本専攻では、修士課程・博士課程の大学院生を受け入れることが可能です。

学部生のゼミ選択に関する相談も含め、まずはメールなどで連絡を下さい。
twitterでメンションを飛ばしてくれるなどでも。

参考までに、主な担当科目一覧は こちら 

大学のwebマガジンでのインタビュー記事も参考にどうぞ。

学部生のゼミ所属(卒業研究)について

ゼミは3年生から所属することになります。
卒研のテーマについては、昨今の生命科学技術の高度化、科研費の使用ルールの事情から、完全に学生さんの自由というわけにはいかないのですが、菅野の指導可能な範囲のテーマでさえあれば、基本的には学生さんからの希望を聞くカタチでテーマを決めたいと思います。すでに硬くなりつつある私の頭では思いつかないような面白い提案をしてくれれば嬉しく思います。

鹿児島大学では、マウス音声コミュニケーションの個体差・個性を中心に、それらがどのように形成されるのか? といったことや「良さ」や「楽しさ」とは何か?、遊びとはなんなのか? といったこと、「良さ、楽しさ、遊びがどのように個体間に広まっていくのか」といった、新しいテーマを学生さんと研究したいと思っています(可能かどうかもわかりませんが)。また、もし、マウスの鳴き声にも良し悪しがあり、美しさの原型的な何かがあるのだとしたら、美を感じる脳の研究にも踏み込んでみたいと考えています(どう研究したらいいかわからないけど)。

卒論は、日本語または英語の好きな方で書くことになります。

これまでの研究内容については、少々専門的ですが日本語の総説がありますので、こちらをダウンロードして参照ください。また、本HPのResearchも参照ください。

ゼミなどの研究活動

学部のゼミは3-4年生合同で月曜3限。その他、第2・4水曜午前に実験室の掃除があります。
ゼミの内容は、お茶会的な雰囲気の中、研究の基本・英文論文の読み方などを菅野から提示したり、学生による英文論文の紹介(ジャーナルクラブ)、進捗報告(プログレス、含 菅野)、研究室全体の研究や人生に関する戦略会議、世間話など。3年生は、最初の半年で研究テーマを決めることを目標とし、後期からは実験を始めることを目指します。
卒業研究は、講義の時間以外に自分で計画を立てて実験・解析を実施、適宜菅野と相談、卒業論文の執筆をすることになります(授業外修学)。
本研究室では、「学生を卒業させるためだけの卒研」をするつもりはありません。公的資金である研究費を用いて行う研究の社会還元の方法は、第一に論文として公に発表することです。本研究室では基本的に査読付き英文論文を出版します。1人の卒業論文で1本の英語論文にできるとは考えていませんが、同級生のデータを1本にまとめて投稿する、先輩後輩のデータと合わせて論文にするなど、ラボ全体として「編集」していこうと考えています(もちろん、万が一、研究で院に進みたいという人・経験としてやってみていという人であれば、1人のデータで執筆・投稿まで突き進んでくれてもいいんだよ…!)。
1人の卒業研究に求めるものは、投稿論文に載せることができる質の図を最低1つ分、データを出すこと。仮説が外れても、有意差がつかなくても、データ量が少なくても、簡単な実験でも構いません。きちんと再現性のあるデータを、丁寧にとるということ。そこから、卒論の考察を自分で考えられるようになること。そこを重視したいと考えています。
生物学実験には、得意不得意もあると思うので、そのあたりも相談しながら決めていければと。

その他

ちなみに、
ボスが主催する定期飲み会はありません。自然発生的に定期化した場合、ボス自ら積極的にスクラップ&ビルドするつもりです。だって、戦後日本に古来から伝わるノミニケーションなんて、楽しくないでしょう…
その時々のノリで、自然に飲みに行くなら、それはそれで、その方が良いのではないでしょうか。たまにゲストを研究会などにお招きした際には、懇親会を開催すると思われます。

コアタイムもありません。
各自のライフスタイルに合わせて自分で計画するスタイルでいきたい思います(ゆるり)。卒論提出に向けたペースメイクはゼミを通して調整していきたいと思います。

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